小島 博己 病院長からのメッセージ
東京慈恵会医科大学の歴史
東京慈恵会医科大学の前身は成医会講習所で、1881年に高木兼寛先生によって設立されました。
建学の精神『病気を診ずして 病人を診よ』
学祖である高木兼寛先生は、「病気を診ずして 病人を診よ」の精神のもと、病気だけにとらわれることなく、患者さんの心の痛みも理解して全人的な医療を提供するといわれました。
この理念は現在も慈恵医大で働くすべての人々に受け継がれております。
この教えに基づき、質の高い医療を実践し、患者さんや家族から信頼される病院になりたいと思っております。
慈恵医大病院(本院)の特徴
私共は四つの附属病院をもっております。
全部の病床数は2,600床と規模のかなり大きい病院です。
また、コモンディジーズから希少疾患まで、あるいは、超急性期疾患から慢性期疾患まで、そして、あらゆる年齢層の幅広い症例を経験することができます。
2020年に新外来棟、母子医療センター、新橋検診センターがほぼ同時にリニューアルいたしました。清潔でゆったりしたスペースで設備も最新鋭のものを取り揃えております。 また、ハイブリッド手術室やロボット手術が可能な手術室など最新鋭の設備で、非常に多くの手術が毎日 安全に行われております。
虎ノ門近辺の様相
当病院は江戸時代は武家屋敷だったところです。東京タワーもちかく、霞が関まで徒歩圏でいけるという非常に立地に恵まれたところに位置しています。また、新橋・虎ノ門地域は国際新都心構想によってこれから加速度的に発達する場所であります。
レジデントに求めること、期待していること
当病院では、指導医は大変優しく、そして大変丁寧に皆さんを指導していると、私は思っております。のびのびとした環境の中で、たくさんの臨床経験を積みながら、病気だけでなく患者さんとしっかり向き合える人間性に富んだ医師へ成長する。こうした研修を行いたい方は、ぜひ当院での研修をお勧めしたいと思っております。
みなさんが働くことになる医局棟も完成したばかりで、充実した研究エリアも揃っております。医学の進歩に貢献するリサーチマインドに富んだ医師を目指したい人も、ぜひ当院での研修をお勧めしたいと思います。
小島 博己 – こじま ひろみ
病院長 耳鼻咽喉・頭頸部外科